Jul 13, 2009
カードローン融資時の金利に注意しよう
カードローン会社を選ぶ時には金利が低いところを選択するのが一般的だそうです。各カードローン会社は借入金額に応じて金利が設定されています。金利は償還時に加えて支払わなければいけない金額なりますので、できるだけ金利が低い会社を選択することで、返済額の負担を軽減することができます。融資の際には返済も考えましょう。最近、ゴールドカードの年会費が2千円程度という商品をよく見えるようになったが、年会費が安いのは、ゴールドカードのステータスが感じにくいのではないかと思う。もちろん、年会費が安く、機能的にも相当に充実していれば、使い勝手は良いですが、それは本当に"ゴールド"とするかどうか疑問がある。
うめ・小沢高広×一色登希彦×藤井あや:
電子書籍で配信される漫画に漫画家の意見はどこまで反映されているのだろうか。うめ・小沢高広氏、一色登希彦氏、藤井あや氏という電子書籍の出版経験を持つ3人の現役漫画家による座談会は、業界への提言へとつながっていく。対談記事最終回。
●「紙だろうが電子だろうが、本を手に入れられることをもっと身近にしたい」(一色)
── 一色さんが、紙か電子かを問わず、漫画を入手して読むための統一インタフェースを考察した「ウェブリオグラフィ」という構想をブログで書かれていて、その話もできればと思っているのですが、これを簡単にご説明いただいてもよいでしょうか。
一色 紙か電子かを問わず、その選択権も含めて、いまその人がいる場所の近くで、何が手に入るかを検索できればいいんじゃないかという構想です。
例えばTSUTAYAを例に挙げると、本だけでなくCDやDVDも含めて、作品タイトルを入れて検索すると、最寄りのTSUTAYAに在庫があるかどうかを教えてくれるサービスを用意しています。だから、やろうと思えばできるんじゃないかと思うんですよ。
一色 GPS付きのデバイスがあれば現在地が取得できるわけですから、例えばいま新宿にいるのなら、紀伊国屋に1冊、駅前の書店に1冊ありますよといった検索結果が得られれば、そのまま買いに行くか、あるいは電子書籍で購入できるのならそちらを選択してもよいという判断ができます。オンラインで注文すると1日で届きますよというのであればそちらを選択するのもいいでしょう。とにかく紙だろうが電子だろうが、本を手に入れられることをもっと身近にしたいんです。
── いま電子書籍ブームといわれていますが、読む側が電子であることをそれほど意識しているかというと、そんなことはない。
小沢 電子書籍になることで、本の中身が面白くなるわけではないですからね。
藤井 これだけ取次さんがしっかりしてる国だから、やろうと思えばできるはずですけどね。
一色 そうなんですよ。いま本屋で注文したら、取り寄せに最大で2週間掛かると言われる。しかも在庫があるかないかの連絡は数日後になると言われるので、じゃあAmazonで買うよ、となる。でも藤井さんのおっしゃる通り取次もしっかりしているわけで、紙の本の流通改革はできるはずなんですよ。
実際、Amazonがいま注文して明日の午前に届くのであれば、本屋に注文してうちの近くの書店に明日の朝届けてくれというのはできるはずで。通勤通学の帰り道に注文して、翌日帰るときに本屋に届きましたというメールが自動的に来れば、それでその本屋に取りに行けばいいわけだから。
電子書籍がいけないとか、紙がダメだという議論をしたいわけではなくて、いちばんてっとり早い方法で手に入るべきだと思うんですよね。そうした流通改革を行った上で、紙と電子書籍の対決っていうのであれば分かるんだけど、それをしないうちからもう紙はダメだとか、電子しかないというのは、議論がおかしいんじゃないかという思いがあって。
── 実際いまセブンネットショッピングなどがそうしたサービスを展開していますよね。
一色 そうです。全部コンビニに先を越されています。それで街の本屋さんはもうダメだみたいな話になってる。街の本屋さんに行っても目的の本がないから行きたくなくなっちゃうわけで、あるのであればそこで買いたいと思うわけだし。流通を徹底的に見直せば、本は届くでしょということを、なぜ誰もやらないんだろうと。
小沢 そういえば、取次に注文しても本がすぐに届かないからという理由で、お客さんから注文を受けた本屋さんがAmazonで買って届ける、なんて話も聞きます。切ない話ですよね。
一色 ありますね。本屋さんはお客を集めたいから、注文を受けたら自腹でAmazonで買うという。もちろん利益は出ない。街の本屋さんが独自に工夫したり価格設定ができるのなら、それは営業努力をしない本屋さんの責任だという話もできますが、入荷もしてこないし、価格も自分でコントロールできない状況で、そこが潰れても仕方ないと言われても困る。実質的に入荷のコントロールを決めているのは版元や取次なので、そこがちゃんと末端の本屋さんに届く努力、お客さんの注文を受けて翌日の夜に届く努力をしていないのだとしたら、紙が売れないのは当然の帰結なんじゃないかなと。
だったらシステムを作ってしまって、アプリで一発注文できるようにすれば、っていうのが、ウェブリオグラフィの趣旨です。
●「外回りのシステムは食べログで、それにPOSをリンクさせればできる」(小沢)
── ある作家さんの本をもっと読みたいと思ったときに、紙か電子かに関係なく網羅的にその作家さんの著書を検索する方法が、現状あまりないんですよね。著作リストは作家さんの公式サイトやWikipediaに行くと見つけることはできますけど、紙だったらここに在庫があって、電子書籍ならこのサイトで買えるといった情報は得られない。もったいない話だと思います。
小沢 かといって版元もそこまでフォローできないですしね。ネットショップについて言えば、特定のネットショップだけをプッシュするわけにもいかなくて、かといって全部にリンクを張るわけにもいかないから、結果的にどこにも張れないというしがらみがありますし。
── となると、一色さんの案のように、住所なり現在地から近接する書店の在庫状況や、オンラインショップの在庫、電子書籍の販売状況などを横断的にリストアップできるのなら、それは合理的な気はします。
一色 これから家に帰ろうというときに、帰り道に幾つか書店があると想像してみてください。よっぽど根性と熱意がなければ、在庫を探すためだけに書店のハシゴはしませんよね。でもそれが検索できて、この書店には何冊、あっちには何冊あるらしいと分かれば、行って買えるじゃないですか。多くの書店はPOSシステムで在庫をコントロールしているわけだから、検索を全部つなげてしまえば不可能じゃない。
小沢 サービスのアーキテキチャとしては、食べログと同じでいいんですよ。後はそれにPOSをちゃんとリンクさせればできますよね。アプリ化しなくても、Webサービスで提供するような方法もあるでしょうし。
藤井 食べログって、どんなジャンルの料理を食べたいとか細かな条件で検索できるじゃないですか。本でも、例えばキュンキュン来るやつとか、泣けるやつとか、検索できると面白い(笑)。
小沢 そうしたものをソーシャルリーディング的に付与していける可能性はありそうですよね。人によってキュンキュンのツボは違うけど(笑)。そういう属性を指定して、後は自分の年令と性別のパラメータをつけて、例えば20代女子がキュンキュンする作品、みたいな検索クエリができると、ブックナビゲーター的な面白いサービスができそうですね。
一色 後、みんなの感想も読めたりもする。Amazonのレビューよりはもうちょっと気の利いたやつ。著者が自演したりとかそういうのはやめて、Twitter連動で、面白かったとか、これはイマイチだとか。それが作品に対してなのか、本屋さんに対してかなどで軸は幾つかできますね。
藤井 この店はミステリーがそろってるよとか書ければ、ミステリーが好きな人が集まったりするかもしれないと。
小沢 技術的にはPOSのデータをどうやって開放させるかが鍵になりそうですね。まぁ、昔ながらのレジでチーンと打ってるような書店まで含めるのは難しそうですけど。
── 在庫があるということで店に行ってみると、立ち読みで手垢がつきまくったヨレヨレの表紙のやつが出てくる可能性もあるわけですが、それは仕方ない。
一色 それはあるかもしれないし、万引きされちゃって、在庫データがあるのに実在庫がないこともあるかもしれない。でもそれは仕方がないですよね。
●「街の本屋さんをスマートグリッドの考え方でもう一回活性化させたい」(一色)
小沢 GPSの情報と地図サービス、POSデータを含めたそして本屋の情報をマッシュアップできれば、作成可能なサービスですよね。
藤井 書店さんも、評価が付いて客観視できることで、店の個性が出せるようになるかもしれない。わたしはGペンや丸ペンのペン先を置いているという理由で、しょっちゅう通っている書店がありましたからね。本以外のものを置いているところだって、ここにあると分かれば、来てくれる人がいるかもしれない。いまはラノベがそろってますといった、ざっくりした振り分けしかできてないですけど。
小沢 ただ、これを出版業界が音頭をとってやるのは、いろいろなしがらみがあって、恐らく難しい。だから外部のIT系のWebサービスをやってるような会社が、ぱーんとやってほしいところです。
一色 もちろんそれができればいいですけど、それは既存の版元や取次が喜ばないんですよね。何だか分からないのが来た、そういうのに門戸を広げるわけにはいかん、本屋を潰す気か、みたいな方向に話が流れてしまう。出版があって取次があって、末端の書店がきちんとしていて、ようやく人の手に本が届くネットワークだったはずなのに。街の本屋さんをスマートグリッドの考え方でもう1回活性化させて、そこにちゃんとユーザーが参加できるようにすることが重要だと思います。
小沢 ローカル性を出している本屋さんって実はたくさんありますからね。「南国トムソーヤ」の取材で石垣島に行ったんですが、沖縄でしか流通してない本がたくさんありましたし、武蔵美(注:武蔵野美術大学)に行く途中、鷹の台から降りてまっすぐ行った左側にある小さい本屋さんには、大友克洋の昔の漫画が全部そろっていたりしました。あ、これは美大生向けだなという。
一色 実際に足を運ぶ人だけが知っている面白い本屋というのは意外に多いですね。そういうところにキュレーターに近い書店員がいるとしたら、いろいろ教えてもらうこともできる。さらに、Amazonと同じくらいの迅速さで、どんな本でも翌日届くようになったら、街の本屋さんはもう一回ちゃんと成立するんじゃないでしょうか。
小沢 Amazonのプレミアムに入っていると、朝頼むとだいたい夜には届いて非常に助かるんですけど、お昼ごはんを食べに行ったついでにその近所でそれが売ってたら、そっちで買っちゃうと思う。
一色 近所の本屋に在庫がないことが分かっているからAmazonに頼ってしまうのであって、行きがけの本屋さんにあるとか、明日届くのであれば、利用すると思うんですよね。
●「信頼できる人が面白いって言っているのは、重要な情報」(一色)
小沢 この仕事を始めて分かったんですけど、書店員さんというのはすごく面白い。書店員さんが棚を作るという作業は、いわば編集なわけです。しばらく見ていると、このお店の棚は好みだとか、自分とは合わないだとか、だんだん見えてきて。
藤井 分かる分かる。
小沢 棚を見ると書店員さんの年齢とか性別も分かるようになりますよ。でもまだまだ一般の人には、書店員さんの面白さは伝わっていない。そういう魅力も伝わりそうな気はしますよね。
── この座談会では編集というキーワードがあちこちで登場しますが、一色さんはブログで、編集経験のある人を起用して、作品を選別したり、関連性のある作品を引っ張ってくることができれば面白いとおっしゃっていましたよね。同じ作家の作品であれば検索すれば済みますけど、テーマで結びつけたり、あるいは作家の元アシスタントの作品だったりといった有機的なチョイスは、編集の仕事になる。そこにレコメンド機能で、この本を買った人はこの本も買っている、が加わればさらに深くなる。
一色 そのヒントになったのはTwitterなんですよね。Twitterでいろいろな方をフォローしている中で、お勧めされる本に興味を持ち始めるわけですよ。実際に何冊も買ったりするし。
小沢 僕もそれで1日1冊くらい買っています。
一色 信頼できる人が面白いと言っていて、しかもきちっとした感想がついているというのは、重要な情報ですよね。食べログもそうじゃないですか。
小沢 食べログで自分と感覚が合うレビュアーさんを見つけると重宝しますよね。
一色 そうそう。そういうこととちゃんとリンクすれば、面白い本を探すことができるだろうと。書店員さんがこだわって作った本棚って、見てて面白いので。
藤井 版元さんの枠を超えますからね。
一色 でも電子書籍はまだそれがないんですよ。一生懸命探し出して、はい面白かったです、でもそれがどこにつながるわけでもない。
藤井 ボーイズラブでは辛うじてありますね。メガネ萌えとか属性があるから(笑)。ほんとすごいですよ、BLの電子書籍の検索は。メガネ、白衣、年上、ってやるとちゃんと書籍が出てくる(笑)。
小沢 それ見たい(笑)
一色 ビデオ屋のアダルトコーナーのジャンルですよね。熟女モノとか。
藤井 30代、40代、50代みたいな(笑)。でも、リアルな書店さんでもできると思います。書店員さんは本当に本をよく知っているから。
一色 例えばブクログだと特定の人の本棚などが見られたりしますが、それを束ねていけば面白いだろうなとは思います。紙の本に足りないのは、そういう相互のネットワークが構築可能であるはずなのにできてないことと、後は速配性ですかね。いずれも実現できないわけではないと思いますけど。
小沢 ただ、そのシステムができれば、速配性はむしろなくてもいいかもしれませんよ。昔の本でも、うちはこの手の本なら全部そろえてますといった、専門書店的な機能がどんどん増えていけば、古い本の発掘にもなるじゃないですか。別に新しい本が必ず面白いわけではなくて、その人に価値がある本であればかまわないわけで。
●「Amazonを1つの選択肢として取り込んでしまう考え方もあっていい」(一色)
── 先日人づてにある大御所漫画家さんから質問されたんですが、自分があちこちの出版社から出している複数の電子書籍作品が集約されたアプリは作れないのかとおっしゃるんです。そのアプリさえ導入しておけば、あちこちの電子書籍サイトにジャンプしてみられるというイメージです。自分の作品がどこの電子書籍ストアから出ているという情報も、漫画家さん個人は把握できていないんですよね。
小沢 Wikipediaですかね、著作のリストがあるとすれば。
── ただそれも有志が編集しているだけで正確でない場合も多いし、紙の本であればISBNが貼ってある場合もあるけど、電子書籍はそうはいかない。例えばイーブックジャパンで出てる、Rentaで出てないというのは、1つずつ検索しないと分からない。先ほどの書店員の話は読み手側からの話ですけど、描き手側としても、電子書籍ストアが乱立していることで混乱を招いている節がある。
小沢 このまま行くと、電子書籍ストアも街の書店と同じ状況になってしまいますよね。そこにその人の作品があるかどうかが分からない。
一色 読者にとっては電子書籍ストアの種類は本質的にはどうでもよくて、「俺はこの端末を持っててこの漫画を読みたいんだけど、電子書籍で出ているのか」を知りたいだけですからね。
小沢 Googleで著者名を入れて検索するのよりは、もうすこしコンシェルジュして出してほしいというイメージですよね。
一色 そうそう。それは漫画に限らず、食べログの本バージョンみたいな。
小沢 その辺りは実質Amazonが機能しちゃってるじゃないですか。
一色 そうなんですよ。だからAmazonすらも1つの選択肢として取り込んでしまうような考え方もあっていいと思うんです。Amazonが強敵だとか言ってないで、取り込んでしまうんです。だってAmazonで本が売れるのは出版社にとってもいいことなんだから、選択肢の1つを任せられれば、それはいいはずで。
藤井 ガラケーだと、ユーザー登録して、月に幾らってポイントで払わなくちゃいけない。だから、ここの書店にあったからといってすぐにそこで買えるかというと、買えないんですよね。街の書店さんであれば、どの書店に行こうが手数料は掛からないし、ユーザー側は自由に選べる。でもいまのところ電子書籍は囲い込んでしまってるから。
── 場合によっては電子書籍端末ごと買わなくちゃいけない。
藤井 そうそう。そういう不便さがある。
── さっきの大御所漫画家さんが理想的だといってたのは、iPadのアプリとしてあちこちの電子書籍ストアにある自分の著作がぜんぶ見れることに加えて、Amazonに行って買えたりもするというものでした。リアル書店に触れていないのと、切り口が作家オンリーである点を除けば、一色さんの案と基本的には同じなんですよね。
一色 それを全著者全本に広げて、本が欲しい人は全員このアプリを入れておけばいい、ってことですからね。
藤井 ただ、音頭を取る人は出てこないでしょうね……。
一色 ええ。だから僕も妄想でしかないんですよ(笑)。
小沢 でも広告も入りそうなサービスですし、そこで集積されていくデータは相当貴重なものになるでしょうから、手を挙げるところはありそうですね。
一色 本当は、版元さんと取次さんが共同出資して作っちゃえばいいんですよ。逆にそうじゃないプレイヤーが何とかしようとすると、まずデータをくださいという扉をたたかなくちゃいけないから、なかなか難しい。
小沢 絶対作らない気がする。業界の足並みだって、電子書籍の団体をいったい何個作れば気が済むんだっていう状態ですし。
一色 あれどうなってるんでしょうね、今。
藤井 自分のところの利益ばっかり考えて、足並みをそろえようとしない。
小沢 だから外からまっさらな、別の人たちに作ってもらった方が、公開しているデータだけでも何かできそうな気はする。
一色 でもそれで書店さんも含めてまったく新しいネットワークを作ろうというのは物理的にも大変なので、いまある書店さんと取次さんの仕組みを使わないと。ただ当の版元さん、取次さんはやらないだろうという、そのジレンマです。
小沢 僕は出版業界の方を全体に動かすよりは、POSデータさえあればなんとかなるなら、そっちから動かした方がいい気がします。そこを1回調べる価値はあるなと。
一色 仮にPOSデータの手配が可能だとして、在庫の把握や、どこに行けば何が買えるというのはサービス化できるんだけど、それでもやはり速配性の部分は難しい。大きな組織を作って集配業者と提携し、即日配達できればいいのかもしれないけど、その本を出してくれるのは取次だったり版元だったりするので、そこが門戸を開いてくれないと。
── たぶん、紙の本のそういうややこしいところに絶望した皆さんが、紙を無視して電子書籍だって言ってワーッて走っちゃってるのが現状かなと思うんですね。
小沢 ぶっちゃけ作る側から見た電子書籍の魅力というのは、既存の流通のしがらみにとらわれることなく出版できる軽さだと思うんですよ。だから、しがらみができてきちゃったらそれはもう魅力はない。そうした軽さがあれば、電子でも紙でも、どっちだっていいんですよ。
●「最近、作者自身の広報担当としての仕事がすごく増えてる」(小沢)
藤井 自分の作品をまとめたアプリがほしいという話ですけど、最近、Amazonが著者ページを作り始めてるんですよね。公開後もいろいろ機能が追加されていて、Twitterが表示されるようになったり、カレンダーを表示して著者がサイン会などのイベント情報を書き込めるようになったり。わたしは複数の雑誌で読み切りをちょこちょこ描いてるから、イベントだけじゃなくて、雑誌の発売日も表示できるようにしてほしいですとか、要望を出したりしてたんですけど。
── こうなるともうポータルですね。
藤井 そのつもりなのかもしれません。わたしはAmazonに同人誌もお願いしているので、著者ページに商業誌と同人誌と同時に表示してくれるのがすごく便利で。
一色 そうなると、さっき言われた、作家さんに関して自分の作品が買える一覧がないのかっていう、それに近づいてきますよね。
小沢 最近、作者自身の広報担当としての仕事がすごく増えてるじゃないですか。ツイートしたり、ブログを書いたり。
一色 増えてますね。何をやってるんだ俺たち、という感じですよね。
小沢 この前まで産休で休んでて、仕事を完全に切ってたからわりと真剣にできたんですけど、連載が始まったらそこまで手が回らない。
藤井 分かる(笑)。ブログ(の更新)も3〜4カ月に1回とかになっちゃう。
── Twitterもそうですけど、広報的な部分が作家さんに背負わされたりという量がどんどん増えてますよね。出版社の広報宣伝の予算が減っているのか、人そのものを減らされてるのかは分からないですけど。
小沢 どんどん増えてますね。NHK_PRさんみたいな出版社の営業さんが本当に欲しい。アカウント作って、たまに思い出したように出てくるだけじゃなくて。こっちがネタ振ってるのに、ツッコミもボケもしてくれないとか。
一色 そうですねー。作家がTwitterでやっているくらいのことを、せめて各出版社にひとり。
小沢 作家がやってるんだから、時間がないとか言っちゃだめですよね。
一色 冗談じゃないですよね。
小沢 最近編集の方が、ちょっとつぶやいてくださいよとか言ってくるじゃないですか。
藤井 あるある(笑)
一色 ありますね。作家にアウトソーシングしてるつもりなんですよ。でも、ちょっと待て、っていう。
藤井 版元さんも人的リソースが足りないですし、打たれ弱いんですよ。聞かれたくない質問もTwitterだと飛んできちゃうので、「質問には答えられません、質問はメールフォームから」とかプロフィールに書いてありますよね。でも意味ないんですよね、Twitterだと。
一色 でもそれをちゃんとあしらえる人がやるべきなのが、Twitterでの広報活動ですからね。
小沢 ガッツ星人を雇いたい(笑)
一色 そうそうそうそう(一同爆笑)
小沢 ガッツ星人が外注でやってくれないかな、別アカウントで。バイト的に。
一色 やらないこともないって書いてあった、確か。でもそれでガッツ星人が見事にこなしちゃったら、われわれは征服されちゃうじゃないですか(笑)
小沢 漫画界が征服されちゃう!(一同爆笑)
【山口真弘,eBook USER】
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